しみず有機
清水町内の乳牛糞と採卵鶏糞、天然木質チップを混合し、十分に発酵、腐熟化させた堆肥をペレット状に成型しています。地域資源を有効利用した「土づくり」には欠かせない完熟堆肥ペレットです。
しみず有機
「しみず有機」がつくる資源の循環
北海道大雪山系の東側、十勝平野のもっとも西に位置し、清浄で豊かな水資源を背景に、この大地の気候、風土にあった農業が展開されています。その大きな特徴は、畑作、野菜、畜産、酪農など農業経営に多様性があり、耕畜連携による循環型農業の基盤があることです。
JA十勝清水町は、地域にあるバイオマス資源を積極的に「しみず有機」として土にかえすことで、化学肥料の使用量を低減し、環境負荷の少ない持続可能性の高い農業を営んでおります。
「しみず有機」の特長
- 十分な好気発酵と熟成により不快臭や汚物感はほとんどありません。
- 発酵温度は80℃に達するため、雑草や病原菌の心配はありません。
- 完熟堆肥なので、播種や定植時にも安心して施用できます。
- 土づくりに重要な腐植物質を土壌に還元します。
- リン酸やカルシウム、亜鉛など多様な多量要素と微量要素を作物に供給します。
- ペレット堆肥は肥料成分が緩やかに溶出するため、緩効的、持続的、累積的効果が期待できます。
- ペレット状なので、輸送に優れ、ブロードキャスターやプランターなどの農業機械で施用できます。
「しみず有機」の機能
完熟堆肥である「しみず有機」は土壌の物理性、生物性、化学性の改善に寄与します。
- 十分に発酵した堆肥に含まれる難分解性有機物は、土壌の通気性、透水性、保水性を高めます。また、堆肥に含まれる腐植酸は土壌の団粒化 構造の発達を促進します。
- 土壌への良質な有機物の施用は、土壌中の中小生物や微生物の活性を高め、病原菌や有害微生物の増殖を抑制します。
- 腐熟化した堆肥に含まれる溶存腐植物質は、土壌の緩衝力や保肥力を高めると共に、植物への養分可給性や植物の生理活性を向上させる働きがあります。
